JTCはオワコンだ、製造業はオワコンだ、と煽ってる方がよほどインフルエンサーになれるんじゃないですかね。
技術士だからと言ってチヤホヤされるとか注目浴びるとか、そんなことは無いんですよ。
ただし、技術士の試験を通じて、自分自身の成長はあったと考えています。意外と基本に忠実になることは難しいのではないか、ということをこの試験を通じて感じました。もう少し掘り下げると、この試験を通じて学んだことが3つあります。灯台下暗し、温故知新、現状維持は退化、の3つです
繰り返しですが、高等というのをあまり重たくとらえない方がいいと思います。
小学校、中学校、義務教育ですよね。
その次が高校ですが、これは高等学校の略ですよね。
高等学校。高校で学ぶ知識というのは高等なんですよね。
例えば梁の強度計算なんてものは大学で学ぶ知識です。
これをただ計算するだけではダメですが、現物に合わせて式を適用して結果に基づいて設計する。つまり応用するということですよね。
これは高等の専門的応用能力を必要とする事項に当てはまるんじゃないでしょうか。
・全ては口頭試験合格のため
技術士にふさわしい業務=技術士のコンピテンシーをアピールできるエピソード。
まずはコンピテンシーの“概要”を知る。専門的学識、リーダーシップ、マネジメントなど。
しかし、この時期にその内容を完璧に理解するのは難しいと思います。時期がアンマッチ。
大体の人が筆記試験を合格した後に理解(腹落ち)することになります。私もそうでした。
今は、一つ一つの“概要を知る”くらいで十分。たとえば、リーダーシップは利害関係を調整する
マネジメントは経営資源を配分する。コミュニケーションは的確な手段で意思疎通を図るなど。
その概要にマッチするエピソードが話せる業務って何があるかな〜とこれまでの業務を棚卸ししましょう。
口頭試験では、コミュニケーション、リーダーシップ、マネジメント、評価、継続研鑽等を問う試験です。業務経歴の技術的な点を議論する場ではなく、対話がメインです。
課題や問題等が明確になっていないと、この詳細業務の課題は何だったのか、その課題は解決できたのか、それは定量的にどの程度解決したのかなどなどの質問が想定されます。
それを理解してからメインの質問に入るとみられます。もちろん解答することは大事ですが、コンピテンシーに関わる質問につながっているかどうか分からない部分もあります。
評価という観点で解答できればよいですが、そもそもの質問になり、それについての討論になる可能性になってしまいます。いい意味で余計な議論はしない、対話することにできるように業務経歴を整理することが大事かなと思います。
この時に、落とされた原因っていうのは、機械設計ってそもそも何かっていうのをちゃんとわかってなかったよねっていうところ。
つまり、自分の業務の専門性っていうのをわかってない。
筆記試験に合格していれば、ほとんどの方がある程度分かってるよね、っていう前提があるんだろうけれども。
意外とふわっとしてると口頭試験の合格率が低い分野などはそういったことが起こってるんじゃなかろうか、という風に個人的には思っています。
10月23日、赤坂にて技術士取得のメリットについて技術士が語るセミナーを開催します。
登壇者やタイトル・要旨をアップしました。
まぁここまでの話、多くの人がそうだね。と共感してくれると思います。
じゃあ、お前はどうすんの?って話ですよね。
お前というのは、私です。それがないとただの投げっぱなし、ただの指摘なんて誰でも言えるわけで、ここで終わったらただの評論家です。
私は評論家ではなく技術士です。
皆さんにとってそういう確固たる倫理観というものがありますでしょうか。
言い換えると皆さんが技術者として守るべき公益っていうのは何かはっきり言葉で言えるでしょうか。
今日ですね、このちょっとお話の私からの提案ですがあの公益の確保って言葉は単なるこう試験勉強的に捉えるんじゃなくて暗記試験勉強の口頭試験のための暗記するんではなくてあの自分の経験通じてちゃんと自分の言葉で俺にとっての私にとっての公益はこうだっていう自分の言葉で考えてみるといいんじゃないかなということをおススメします。
それだと自分の言葉なんで何かあった時にすぐにぶれない具体的な嫌な映像とかが思い浮かんでですね。ぶれなくなるんじゃないかなと。
倫理の中でよくある話の不正のトライアングルです。いわゆる機会・動機・正当化、この3つが出てくると不正が発生しやすいというような話です。不正を行う動機・プレッシャーがあること、不正を行うことができる機会があること、不正を行っても自分を正当化できることこの3つが揃うと不正が発生すると言われて、言い換えると一つでも潰せば不正が発生しないと言われます。