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倫理 ダイ(化学部門)

*動画は23年09月末までの限定公開です。

ダイさん

改めましてこんばんはダイこと大輔と言います。

愛知県の自動車部品メーカーに勤務しています。よろしくお願いします。

本日は、話す上で新しい試みしたいなと思っていて、話ながらさっき春山さんがお話していた#技術士のススメを使い、何回かポストをしたいと思います。

話だけじゃなくて資料とか画像を用意してそれを見ながらお話できればなというふうに思っているのでよろしければ#技術士のススメを更新しながら見ていただければなと思っております。

今日の倫理、先ほどもお話しありましたが私自身、このテーマを話すのはどうかなと思っています。実は先月の副業の話をしようかなと思っていたのですが今回あえて倫理についてお話ししようかなと思っています。

今回は、経験そのものはしないつもりです。私自身が経験してきたことを一般的な話に置き換えて話したいです。そして皆さんに少しでもお伝えできればなというふうに思っております。

先ほどポストしたのですが、アンケートありがとうございます。会社から倫理に関してなかなか発信がないというのが結構多かった結果でした。

これ、意外だったかな。半分以上の方が学ぶ機会がないというのは驚きました。

ちなみに技術士二次試験を合格した後の研修会に参加した時に「技術士と技術者倫理」というテーマで話がありました。

その時は「技術者倫理は学ぶものではなく実践するもの、実践には仲間が必要」というまとめでした。こういうテーマというものは日常の中で実践することが大事だよというような説明があり、私もその中で今までの学びとか経験をお伝えできればなぁというふうに思っています。

では今日話すことですが「技術士がいると倫理が高まるのかという話」「不正のトライアングル」「マッキンゼーの7S」「自分の行動」「魁!男塾から学んだこと」です。

いきなりなんですけど技術士制度の冒頭では「高い技術者倫理を備えた優れた技術士の育成」という記述をしています。

つまり「技術士=高い技術者倫理を持っている」ということになります、制度上は。

じゃあ技術士がいれば倫理が高いかと言うと多分そんなことはないと思いますし、逆に技術士がいなくても倫理が高い企業というのはたくさんあるかなというふうに私は思っています。

私の会社にもおそらく50人ぐらい技術士はいます。

ただ技術士が倫理を広めているような話は当然ながら1回も聞いたことありません。まあ当たり前なのかなと思っています。

なのでこういう状況の中で私が学んだことというところを少しお話ししようかなというのが今日の話のちゅしんになります。

2回目のポストをしたのですが、これは参考情報です。

今日この中身について話すことはないと思いますけど自動車の燃費の不正ニュースで最近の情報、2016年以降の情報を今ポストしています。10年弱ぐらいでこれだけの不正が起こっています。また同じ会社が再発しているということでかなり危機感あるのかなというふうに感じております。この流れでポストしたいなと思っています。倫理の中でよくある話の不正のトライアングルです。いわゆる機会・動機・正当化、この3つが出てくると不正が発生しやすいというような話です。不正を行う動機・プレッシャーがあること、不正を行うことができる機会があること、不正を行っても自分を正当化できることこの3つが揃うと不正が発生すると言われて、言い換えると一つでも潰せば不正が発生しないと言われます。企業の場合、ハード的な対策ということで機会を少なくするというところを対策としてやっている企業は多くて、うちの会社もそういうケースが多いですが、やっぱり人は会社なりということで動機・正当化が起こらないということをよく考える必要があるのではないかと個人的には思っております。その中で、動機についてだけ少しお話ししたいなと思っています。よく動機・プレッシャーがある環境、目標や納期という観点でプレッシャー高い職場というのはあるかなと思います。そういうところをどう改善するのかっていう話で必ず改善策の一つに風土を良くするということがあります。これ結構難しいのかなと思っています。先ほどのポストにもあったと思うのですけど、血を入れ替えても不正が発生するっていう企業結構多いのかなというふうに思っています。

先ほどもポストしていますが、マッキンゼーの7Sという話があります。ここの7SはSを頭文字にしてるもので風土とか文化、その先ほど言ったところに関するものっていうのはいわゆるソフトのSと言われます。これは改革に時間がかかると言われています。

私の前職でもトップが入れ替わってもなかなか体質だけが残って同じようなものを繰り返すということが結構多かったかなと思っております。

あとはよく風土改善で意見が言いやすい環境とかなんかよく言うと思うのですが、これも個人的にはちょっと難しいのかなと思っています。

あまり言いたくないところであるのですが、正直まだ話しにくい上司っていうのはたくさんいます。今私は基幹職ですけど、やっぱり自分が思っている以上に部下ってなかなか正直に語ってくれないななあというのは基幹職になってよく感じます。それは言い換えると過去の自分もそうだったかなと。どうせ上司に話してもなあという気持ちがあったのに、じゃあ自分が上司になってどんどん話してくれよと言っても話はしてくれないかなというふうに最近は特に強く思っています。じゃあ自分は何できるのかっていうところは本音で何でもものを語れるようなところかなと思っています。具体的な行動は自分のダサいところダメな部分もしっかり見せるかなと。上司と部下っていうのは役職上は上下関係ですが、仕事の中ではフラットです。それを明確にして践実行するにはやはり上からではなく横から対話していくのかなというふうなのが大事かなと思っています。私は横からしっかり対話していく方法で相手と本音で対話できるような、そういう環境づくりができればいいなというふうに思っています。なので私は私の部下は多分私が優れている上司なんて多分思っていなく、私はそれでいいと思っています。偉い、偉くないという関係ではなく、皆さんで少しでも仕事が毎日進めればいいし、良い判断ができればいいかなというふうに私は思っております。

最後にですね、超ゆるい話をお話ししようかなと思っています。私は少年ジャンプの魁!男塾というアニメが好きでした。これ多分40歳以上じゃないとわからないかなと思っています。サンドウィッチマンのコントでもたまに出てくるぐらいの話なので多分男塾がパッとでてくる人ほとんどいないのかなと思ってあえて話します。この漫画ちょっと概要だけ説明します。江田島平八郎という男が施設塾、男塾を作りその塾生が色々な敵と対決することで男の友情を描くといういわゆるジャンプの王道の漫画です。

でこの漫画の最終話ですけど、その江田島平八塾長のですね最大のライバル熊田金造という男が登場します。彼も同じく塾を作りその塾生と男塾の塾生が対決するシーンが最終話になります。ちなみに熊田という男は、江田島の塾生は田舎者だという感じでバカにしていました。こんな対決余裕で全勝してやるというような感じの態度で勝負に臨んでいました。最初、相撲の対決があったのですが、いわゆる物言い判定なりました。実際は熊田の塾生が負けるというシーンだったのですが、熊田の塾生は負けを認めずに、「今のは絶対うちが勝ちましたよね」という感じで熊田に嘆願したのですが、熊田はちゃんとビデオ判定と土俵をしっかり見た上で彼らを一刀両断して自分たちの負けを素直に認めるとそういうシーンでした。

本来熊田は、絶対勝ちたいということもあったのですが、負けは負けと素直に認めるとそういうようなシーンでした。

でここで最後のポストをします。その時に江田島は熊田に対してこういう評価をしました。「粗にして野さが卑にあらず」

これ実際にある名言とはちょっと若干違う意味合いなのですが、いわゆる男塾風の名言だと思ってください。

読んで字のごとくかなと思います。大雑把で乱暴だけど卑怯なことは絶対しない、と江田島は熊田を認めているという話でした。

小学校の時に見た時、当時はよく意味わからなかったけど30年経った今でもこの印象に残っている名言だなと。

私も若干こう大雑把な性格なところはあるのですが、倫理を守れない卑怯なことはしたくない、とまあそういうような気持ちを今回のテーマを受けて言葉を思い出した次第です。ということで多少強引ではありますが、私のお話は終わりたいと思います。

ありがとうございました。

 

春山

はいありがとうございます。

私はですね、そうですね。

伊達臣人が好きですね

伊達臣人が出てくるとだいたい余裕で敵を倒しちゃう。だけどボスは桃太郎に譲っちゃうみたいね。

また別の機会にしましょうか。

そうですね笑。

 

ダイさんのお話の中で上司と部下の関係性でダイさんの場合の作り方みたいなお話が結構あったと思うんですよね。

この話の中でもまあどっちが偉い偉くないとかではないって話もあったと思うんですよね。これは本当に私もすごくそれをいつも言ってるんですけど上司部下だけじゃなくて職種によってもどっちがえらい偉くないとかじゃないですか。

言ってるけどどうしてもそれをね、気にしちゃう人ってね、世の中いるみたいで。

 

私別に上司だから偉いってあんま思ってないんで。

まあ多分思ってないから上司からすれば使いにくい部下なのかもしれないですけど、場合によってはね場合によっては。

 

・・・

例えばどうしようかなどういう質問の仕方にしようかが難しいんですけど、例えば私がダイさんの部下になったら何かアドバイスするとしたらなにか声かけることってあります?最初の一番に。

 

ダイさん

基本あの私のスタイルはアドバイスはしないです。

やっぱり自分の思うがまま信念のままにやってほしいなと。どんどんやっていこうよって。まあ否定もしないどんどん進んでいくっていうのが基本的なスタイル。

本当に友達感覚じゃないですけど、同僚感覚でまずどんどん進めていきたいなというのが私の基本スタイルです。

アドバイスというのは本当に困った時にする。

でその困った時にできるような環境づくりをする。あの困った時にすぐ言えるような環境。それを言えるようにするのがまあ私の役割なのかなという常に思っています。

 

春山

最初の一歩で最初の一歩が踏み出せない人もいると思うんですよ。だからそこで何も動けない人って結構いると思うんですけどそういう場合だとどうですかね。

 

ダイさん

なかなか難しいですよね。じゃあやってみるよっていうのもなかなか難しい。

じゃあ自分が全部やってあげるとまたちょっと彼の成長にも繋がらないしそこがやっぱりどういう言葉をかけてあげると、人それぞれかもしれないですけど動けるかっていうのはなかなか難しい答えなのかなっていうふうには思ったりしますね。

そこに正解があるかっていうとちょっと私はなかなか難しい。これが正解っていうのがちょっとなかなか見出せないかなっていうのがちょっと正直なところですかね。

その置かれた環境。置かれた状況によってなんか正しい言葉行動っていうのを示すべきか

なと。

 

 

 

春山

はい。だからそうなんですよ。人それぞれだと思うんですよね。だから倫理の話に

結びつけると例えば現場でなんかデータを改ざんするしないみたいなことになった時に人によってはそんなことやっちゃダメだからって言ってダイさん、上司にこれどうしましょうって相談する人もいると思えば、そのまま言わずに受け入れて、なんか納期がどうとか色々考えてそれでやっちゃう人もいると思うんですけど。

それが分かればいいんだけど、それをこっそりやらないような関係性を築くみたいなのはどうしていけばいいかな。

 

ダイさん

そうですね、そこですよね。

だから本当に常寄り添うところ。だからその関係性ですよね。

要はちょっとこれってもしかしたらデータ改ざんしてるんじゃないかって思った時に

例えば同僚とかそういう身近な人には言えるけど上司には言えないっていうケースになった時に上司がその同僚の関係性を築けていればちょっと上司に相談してみようっていう風

になれるけど、ちょっと怒られるからなあとかってなっちゃうと多分そのままどんどん突き進むというケースなのでやっぱりその関係性をどう築けるかっていうところがすごい難しいですよね。

多分これってなかなかいいあの本当に100点の答えってなかなか無いしじゃあ今100点か

というそう言い切れるところでもないと思う。

 

春山

そうなんですよね。私自身も経験あるんですけどもちょっとねあの多分上司にとっても都合の悪い倫理観とかだけじゃなくても、実験してうまくいいデータが取れなかった想定してたよりも悪いデータになっちゃったとかっていう報告を上げた時の反応でもう全然違いますよね上司への言いやすさみたいな。

特にもう3年目ぐらい4年目ぐらいのまだまだ分かりはじめて毛が生えたぐらいの時って。

 

ダイさん

そう思いますだからやっぱり今特に私の立場が昔と変わっているので本当にどういう言葉が掛けたらいいのかとかどういう行動・発言するとみんなが行動・発言しやすくなるのかそこら辺を常に考えるっていうのがすごい難しいですね。

今日は良かったけど明日は・・・というケースもありますので。

 

春山

そうですよね、朝令暮改と言われちゃうかもしれないけどでも1時間違えば状況違うって時もありますからね。

 

ダイさん

新しいデータ出てきたけど今日はこういうAというデータが出てきたんだけど2時間後にBっていう結果になっちゃったけどあーこれさっきAって言ったけどどうしようってありますよね。

計算機エクセル間違っていたからBになっちゃったとかって。

もうAって言っちゃったしな

そういうケースってよくありますからね。それをちゃんと、やっぱすいませんBでしたって言えるかどうかですよね。そこら辺で。

昔じゃあ僕が20代の頃本当にBだって言い切れるかっていうのもちょっとやっぱり自信がないケースはありますね。

かもしれないですねとか言ってたかもしれないんで。

その辺はもう上司と部下の関係性もだけどその報告する人側のが強い意志を持って欲しいなというところもあったりします。正直ですね。

だから常にやっぱ疑問を持ったり例えばミーティングとかでもこういう行動を続けるともしかしてこうなるかもしれないよねって言い続けるその辺の想像力を鍛えてももしかしたらこのデータで広報こうなるとなんか良くな傾向になるかもしれないんだよねとかなんかちょっとそういうのでせめてなんか私の役割としてはそれがそれしかない。

やっぱり部下が報告してきたところを100%疑うわけにもいかないし100%信じることもできないので。

なかなか今もやっぱ難しいなと思ってます。

はい、ありがとうございますありがとうございました。

 

以上

 

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