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業務経歴を書こう!ーはるやま

こんばんは、春山です。

今日のテーマは業務経歴を書こうということですが、私が受験したときにはこれはなかったので私からは簡単にお話しします。

 

まず業務経歴書の書式ですが、これは5つの業務を書くようになっています。

そして肝心の中身に何を書けばいいか?ですが、技術士にふさわしい業務を書きましょう。ということですね。

 

ここで、技術士にふさわしい業務って何だろう?と疑問がわきますよね。

 

それは技術士がどういう者かを理解する必要があります。

 

技術士法第2条に技術士の定義が書かれています。

これは受ける方は皆さん覚えておいた方がいいですね。

「技術士とは、高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。」

 

計画とか設計とか試験とかはいいと思います。

問題は「高等の専門的応用能力を必要とする事項」

 

この文言があるために、「私の業務はそんな高等なことやっていないから・・・」と思っちゃうことがあると思うんですよ。

人によっては。少なくとも私が受験生の時には思いましたよね。

 

ただ、この高等の専門的応用能力というのをあまり重たくとらえない方がいいいと思います。

技術系の仕事をしている人であれば、ほぼ当てはまると思った方がいいです。特に技術士を受ける人は。

例えば私は2年目のころにフィルムを巻き取る機械の設計を担当しました。

もちろん主担当として先輩がいて、先輩の指示をもらっての設計。

 

とはいえ、自分で考えて設計する部分もあるわけです。

このときの例でいえば、基本は流用設計でしたが要求仕様が変わるためもちろん設計も一部変更する必要があった。

巻き取る張力が従来より大きくなったため巻き取り軸を従来よりも強くする必要があったので、その検討を指示されたんですね。

いわゆる単純梁の計算でたわみなどを計算して、どういう風に補強をするのかを考える。

そして図面に落とし込む。

この辺は先輩に相談しながらですが、自分で考えてやっている。

そんなこんなで主担当は先輩ですが、そこで自分なりに考えて形を作る。

設計をやっている。

これは技術士にふさわしい経験だと私は思っています。

 

「○○製造工程における巻き取り装置の設計」

 

逆に主担当だとしても、何も考えずに誰かの指示通りでしか動かないとか、全て下請けに丸投げとかの仕事ぶりだとしたら、それは技術士にはふさわしくないんじゃないかなと思います。

ま、あくまで私の感想ですのでご参考までに。

 

繰り返しですが、高等というのをあまり重たくとらえない方がいいと思います。

小学校、中学校、義務教育ですよね。

その次が高校ですが、これは高等学校の略ですよね。

高等学校。高校で学ぶ知識というのは高等なんですよね。

例えば梁の強度計算なんてものは大学で学ぶ知識です。

これをただ計算するだけではダメですが、現物に合わせて式を適用して結果に基づいて設計する。つまり応用するということですよね。

これは高等の専門的応用能力を必要とする事項に当てはまるんじゃないでしょうか。

 

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