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新規合格者体験記-円柱タロウ(情報)


[イントロ]

(アルエさん)

次が円柱タロウさんですね

 

 (円柱タロウ)

よろしくお願いします。

私はですね、今年度令和4年度の技術士第2次試験で情報工学部門に合格をしました。

簡単な経歴としてはもともと専門学校で電気や情報を専攻していまして、その後に大学と大学院では教育をやっていました。

その後、現在の会社、電気メーカーですがそちらの方で産業機器のアフターサービス部門におりまして最初はフィールドサービス部門のセールスエンジニアです。

営業活動をメインにするような立場で業務をしていました。

その後、企画部門だったり戦略部門というところでITを使った業務改善などですね、やっているというような経歴になります。

ですのでこれまでのキャリアパスとしては、まだ全て非IT部門というところにいる中で情報工学部門の技術士に挑戦をしたという流れです。

受験の動機としては、キャリアの節目であったりとかこれから、技術者としてしっかりやっていこうという覚悟の証というようなところで目指したというのが1点と、あとは社内にあまり技術士が多くなくてですね 設計だとか製造部門にはあの一定数の方がいらっしゃるんですけどもアフターサービス部門っていうところではほとんどいなくてですね、そういったところも 職種としてエンジニアを語るものが多いとなる部門の中で、そういう資格を目指す人が少ないという状況を何とか変えられないかなというところで、そのきっかけになれないかなというところも動機の一つとしてありました。

今回特に偉そうなこと言える立場ではないので、簡単に私の体験をしゃべりたいなと思います。

受験経歴としては前年度の令和3年度に一次試験を初受験しまして、合格しました。その流れで今年度に第二次次試験を受けたという形になります。

出願と筆記、口頭の3つ。それぞれの試験の段階に分けて少しお話ししたいなと思います。

まず出願ですね。

この出願というところが私自身非常に軽視をしていましたが、1年間受験を通して受験を終えて感じたのは、この出願というところが非常に重要だなというところが一つあります。

この出願からですね、すでに試験が始まってるという事は多くの方ご存知かなと思いますが、とはいえここに時間をかけて対策できてるかどうかというところは結構ばらつきがあるのかなと思っています。

 ここの部分は本当に事前に対策ができる部分ですので、かつ最後の口頭試験に非常に効いてくる部分だなというふうに感じましたので、ここに関してはぜひ力を入れてやっていただけると後々楽になるんではないかなと思います。

特に業務経歴のところですね、ここは技術士法に定義のある技術の業務ですね、計画・研究・設計・分析・試験・評価、これらの観点で書くというところでここには開発だとか発明、管理というものは 含まれてませんので、いかにこの技術士法に定義のある観点でまずは業務経歴をかけるかなというところが大事だと思います。

あと業務詳細ですね。業務経歴の中から一つ経歴を選んで業務詳細を書くことになりますが。こちらに関しても技術士に求められるコンピテンシーであったりとか、技術者倫理ですね。こういった観点で書くというところが大事かなと思います。

これまでの業務経歴をこれらのコンピテンシーであったりとか倫理の観点でいかに解釈し直すかっていうところが非常に大事なポイントかなというふうに私は感じました。

二次試験、筆記試験ですね。

こちらの対策として特に私自身が力を入れてやっていたことはないんですけども、常日頃から興味のあることに対して、例えば知らないワードが出てきたら、その場で調べてある程度の意味や概要を把握しておくということが積み重ねでできてたのかなというところがあります。

こういったところで対応できるテーマが知らぬうちにですね、ストックできてたのかなというのはあります。

実際に出題テーマというのは技術動向だったりとか、社会情勢が反映されることが多いと思います。

特に情報分野は昨今いろいろと技術の進歩等も大きいので、こういったところどんどん新しい技術であったりとかキーワードが出てきたりしますので、そういったところを常に概要を把握しておくと他の知識であったりコンピテンシーと組み合わせることで書くことができるんじゃないかなというふうに思います。

あと書き方ですね。

こちらに関しても設問ですね、問いの方もある程度の型があると思いますのでこの型に対して型で答えられるように論述のパターンを決めておくと楽なのかなというところは一つテクニックとしてあると思います。

問いの中によく様々な観点だとか多様な観点というところが出てきます。

この観点に関しては私は総監の管理技術の5項目ですね、経済性・人的資源・情報・安全・社会・環境この5つの観点を全て流用してこの5つの観点から選んで書くようにしていました。

もし観点に悩むことがあれば、こういったものも活用してみてはどうかなと思います。

あとは手書きの練習をしておいた方がいいと思います。

 

私は一度もしなかったので非常に辛い思いをしました。

最後に口頭試験についてですね。

こちらは最も準備を意識的にした試験になります。

これまでの業務経歴を出願時に書いたものよりもさらにも深掘りして、それぞれの業務経歴全てに対して各コンピテンシーに該当する何か業務があったかなというところを書き出した。

あとはその成功点、失敗点、良かった点、悪かった点というものをそれぞれの業務経歴に対して準備をしておくというところをしました。

ただやっぱり準備をいくらしていても話す練習をしていないとですね、実際の試験でリズミカルに答えることが難しいと思います。

だからそこもきちんと練習をしておくことが大事かなと思います。

口頭試験は加点式と言われてますので、いかに数をこなすかが大事なのかなと思います。

問われたことに対しては簡潔に答えるということを繰り返して数をこなして点数を重ねていくのがいいのではないかなと思います。

実際の質問の中で私の場合は業務経歴だとか業務詳細に関する説明をしなさいというものは全くありませんでした。あと筆記試験に関する補足だとか質問事項というものもなくですね、最初から技術士のコンピテンシーに関するような質問が始まったという流れになってます。

口頭試験では試験官の方は味方と思うことが非常に大事かなと思います。

敵だと思うと気持ちが萎縮してしまったりだとか色々と答えにくい心理状況にもなってしまうと思うので、あくまで試験官は味方で、追加質問は助け舟というふうに思えると気持ちも楽なのかなと思います。

実際に私もある一つの質問が2回来たことがありました。

そのときにやはり緊張もあってですね、さっきも答えたはずだけどなと思いながら同じ回答を

しかけたんのですが、これはその助け舟でさっきの回答では不十分だったんだなと思い直して別の業務経歴を使って回答し直すということをしました。

これが結果的にどうだったかというのはわからないですが、そういった気持ちだったり捉え方で考えると違う答えを答えられたりだとか、その助け船とていうものを有効に使えるのかなというふうに思います。

最後に一つ話しておきたいなと思うのが、やっぱり好奇心に勝る原動力というものはないと思ってますので、これは技術士試験に限らないことですけども興味を持つということと、それに対して、知るであったり、やってみるということのこのループを回すことが非常に大事かなと いうふうに思います

技術士試験合格のためのコツなども当然あるとは思うんですけども、こういった小手先のテクニックばかりにとらわれすぎずにですね、先ほどいろいろな方もおっしゃってましたけどもワクワクするであるとか、技術者としてのあり方というところを見失わないように受験される方が気をつけていただければいいんではないかなと思ってます。

私の方からの話は以上となります。

どうもありがとうございました。

 

(アルエさん)

はい、ありがとうございました

いや非常にまとまった話をいただいてありがとうございました。それぞれが非常にわかりやすかったかなと思います。

春山さん、質問と大丈夫ですか。

 

(春山)

質問じゃないですけど、ここまでの感想として皆さんすごいですね。楽しむとかワクワクするとか、興味を持つとか。私は受けたとき、そんなもう必死の必死でもうそんな余裕なかったんですけど、私も結構(ワクワクするとか)そういうことを今は言うんですけど、10年以上経ってやっと余裕ができたから言ってるだけであって、いやいまの皆さんすごいなって思います。

はい。

もうその時点でもう私のスタートライン(技術士合格時点)よりはるかに高い視点に皆さんいらっしゃるんでもうほんと、前回のスペースで私言いましたけどもより高みを皆さん目指して頑張っていきましょう。

という感想しか出てこないです。

あ!あとね、あとね、しぶちょーさんは話上手すぎ。

後の人結構プレッシャーかかってんじゃないかなと。悪いわけじゃないですけどね [笑い]

 

 

はい、ありがとうございました。

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