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技術士が自らのキャリアを語る会1-むくちゃん(化学)

高めるむくちゃんパート


[イントロ]

(春山)

トップバターの方ちょっと心の準備よろしいですかね?はい、トップバッターは高めるむくちゃんさんですね。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれないですね。YouTubeで技術士の試験の解説を結構やられてて私も何度か見たことあるんですけども、かなりわかりやすい解説をされてる方ですよね。高めるむくちゃんさんにちょっとキャリアのことを伺っていこうかなと思います。じゃあマイクオンにして入っていただいてよろしいですか。はい、よろしくお願いします。

 

[高めるむくちゃんスタート]

はい。ちょっと緊張してますけどよろしくお願いします。

ちょっと何について話そうかなっていう、まあそんな大した話しも話せないのかもしれないんですけどませっかくの機会なのでちょっとお話しさせてもらいます。

私は合格したのが令和元年度ですね。

その時の年齢が33で今が36なのでキャリアといっても本当に3年間ぐらいの動きしか見せられないんですけど。

この3年間の中で技術士を取ってですね、何をどうしててどう変わったかというところのエピソードをちょっとお話ししてですね、何か参考になればっていうところで聞いていただければと思います。

で、結論を先に申し上げます。

(技術士を)取って良かったことというものを一言で言うとですね、自己変革の第一歩だったなというふうに今でもすごく思ってて、(取って)よかったなって本当に思います。

 

なので 講師っていう形でもいろいろと活動していて、(受験生を)応援したりしたいなというふうに思ってるんですけど。

まずそうですね33の時に取ったときの周囲の反応ですけど、これは正直まちまちでですね。まず同僚や私より年下の後輩の人たちの反応は一言で言う何それ?というようなぐらいの感想でですね。

正直よくわからないというところですね。まあ多分、私が専門化学であって化学系の会社に勤めてるというのもあるんですけど、化学の技術士って 結構レアというかですね珍しいですね。

まあそういったこともあって何それ?という感想もあったり。一方では役員層ですね、あの50代、60代にはすごい受けが、たまたまなのか運なのかわかんないんですけどすごく受けが良くてですね。

技術士を取ったというところで すごいそこから一気に社内に拡散してですね、まあ 高めるむくちゃんという人が取ったぞ!という話で一気に広がりました。

そこから少しあいて、半年ぐらい経ってですね、総務の社内報、全社に通じる社内報があるんですけどそこでそうですね、うちの会社でだいたい社員が5000人ぐらいいるんですけど5000人全員に配布される記事特集ということで見開き34ページぐらいですね、特集組んでもらって私1人にフォーカスしてですね、技術士!社内初が出ました!というところで

特集を組んでもらってですねそれで全社に通知してもらう機会を得ました。

ということでこれは本当に運が良かったというか、役員のプッシュもあってですね、これをぜひみんなに(挑戦)してほしいということでそういう働きかけをいただきました。

で一方ですね。社外の方でもいろいろ化学の面白さを知ってほしいっていうことでこれは技術士になる直前のころだったんですけど、近くの中学校でですね化学のおもしろさとか電池のおもしろさを伝えたいな、というとこで企画してある中学校でぜひ講演させてほしいということをやったら中学側の先生もぜひお願いしますということで1回やったんですよ。

そこの先生がすごくよく働きかけてくれて次の年、次の年っていうのでどんどんその区域を広げてくれてですね。あの企業のあの人が技術士を取ったらしいからと、さらにその人呼んでですね、いろいろと講演してほしいというところも広げてくれてですね。

本当に今年で言うと市内の全中学校もあっ1500人ぐらいあ教えてですね。それぐらいの活動に広がったっていうのもあります。

 

とそこからですね。ここからがまた本当に運なんですけど、社長の目に留まってですね社長って本当に普段めったに声もかからないし姿を目にすることもほぼないんですけど、直接 声をかけていただいてですね。

ミーティングをいただきましたっていうのもやっぱり社外でそういうところである意味目立ったっていうところと社内の周囲の反応も徐々にその技術士の名前が勝手に1人歩きしていって社長の目に留まってですね。どういう人か話を聞いてみたいっていうので呼ばれてですね。

そこで聞かれたのがもう一言で「会社をどうしたい」と。

こういう一言でした。で、私の中では結構いろんなことをもともと思っていたところがあって、例えば資格制度が全然ないので皆さんが受験するきっかけを与えてあげてほしいとかですね、いろいろなプロセスとかあと知財の戦略をもっと強めた方がいいとかで、いままさにやっているんですけどDXを担当する人たちにはなりました。

 

で、いまは社長直下の事業企画部のところに行ってですね、まさにDXに関する業務を担当させてもらって、もともと会社のいろいろなところで課題かな?とか思ってたんです。

けどもっといい会社にしたいっていうそういう思いでですね、いまやってますけど変革していくすごい楽しさっていうところがいま本当に肌で実感しててですね。

まあ一方でめちゃくちゃ忙しいのでちょっと最近Twitterからも離れたりもしてますね。

だけどそういうちょっと変えていく楽しさとかですね、あとは社外で交流するときにやっぱり技術士の名刺を持っていると正直、化学の界隈の中よりも今こういう企画部に来て色々な人たちと接する中で技術士の名刺を持ってるとですね、技術士さんですかっていう形で結構会話が最初から弾んだり信頼感を持ってそこからコミュニケーションが繋がったりとかですねそういう技術士のありがたみというのも最近、本当にこの1年感じるなというところですね。

 

これがちお伝えしたい1つのエピソードです。

次にこれを通じてですね、伝えたいことというところでいくつかお話します。

資格というのはですね、これ皆さんの考え方それぞれあると思いますけど、あくまで私の中では資格はあくまで手段。

目的ではなくて手段だと思いますので取って終わりじゃなくてどう活用するか?というのにかかってるかなと。

まあある意味で言ってしまえば利用することが大事かなっていうふうに思います。

 

ただ一方で先に受かることを目指して(合格することを目的として)ダメなのかっていう意見も出ると思うんですけど私はもうそこは先に資格を取ることも全然OKだと思っています。

(資格を)取る過程の中で必ず発見があると思っています。特に技術士はそれ(発見)が強いんじゃないかなって思ってですね、いろいろなことはありますけど仕事の中だとあまり普段は潜在的には意識してるんですけど改めてと言われると結構意識していないことだったりとかの発見があったりとかすると思うのでそういった意味で、取る過程の中で学びがあるという意味では資格を先に取るというのも全然私はいいかなと。

 

ただその後、行動に移すということがすごく大事。特にというかもうそれがありきかなと いうふうに思っててですね、まあ仮に資格を取って、特に技術士はまぐれで受かるとかいうことはほぼないと思うんですけど仮にまぐれで取ったとしてもですね、その名前(技術士)が自分に付くので後でそれをもって行動するとですね、仕掛けのレベルに追いついてくると思うんですよね。

なのである意味良いプレッシャーになるかなと。

周囲からそういうあなたは技術士だっていう目で見られてですね、その技術士にふさわしいやっぱり知識だとか研鑽だとかというのをしないと!というところでさらに自分を鼓舞することもできるので。

ある意味良いプレッシャーになるんじゃないかなと。で、そういう中でいろんな今回のスペースもそうですし本当にいろんな人とですね、交流することできる機会が増えるのでそういう輪が広がりますってなるとやっぱり自分の話を聞いてもらうのも嬉しいですし、いろいろな人の話を聞くのがまず楽しいので。

あと皆さんは本当に楽しそうに話されるので、やっぱり聞いてていいなって思うんですよね。

すごい 参考になる話とか多いのでやっぱりそれを聞くとやっぱりもっと自分も学ばなきゃなって研鑽しなきゃなっていう気持ちにさせてくれるというところが正のスパイラルになってですね。

やっぱりどんどん学んでこの技術の分野だけじゃなくてもいろんな分野でも学んでいきたいなっていう気持ちがこう高まっていく、というところで。

やっぱりあの振り返るとですね、技術士は変革のその第一歩だっていうところに帰着するというようなイメージで私は今捉えてます。

はい。ざっとお話ししましたけどこんな形です。

 

(春山)

はいありがとうございます。

そうしましたら一応ハッシュタグも追ってるんですけども、えっともしあのスピーカーの方でご質問ある方は入ってもらって全然構いませんので。

ちょっと私から思ったことで、むくちゃんの話で資格は手段という話あったと思うんですけども本当にまさにその通りだと思います。そして今日スピーカーで話していただく方はまあ私の勝手なイメージなんですけども、技術士資格を取るのは目的・ゴールではなくてそれは手段だと、技術士を手段として自分の、自らのキャリアを切り開いていってる人たちを選んだつもりです、という風にハードルを上げておきます。

大丈夫。多分皆さんどれだけハードル上げてもしっかりくぐってくれる方達だと思うんで 大丈夫だと思います。はい。

 

ちょっとお聞きしたいんですけど、あともう一つ。社内改革をすごくやられてるということですごいなと思ったんです。

けどこれあの聞いてる方にちょっとまあ私がこれを言うのをどうかなと思うんですけれども、これは技術士だからできているわけじゃなくてむくちゃんだからできているってことはちょっと言っとおくべきだなと思いました。技術士でも取って終わりの人ってそんなことやらない人もいますんで。

ただそういう改革とかを担うチャンスが来やすくはなります。技術士を取るとですよね。

そのときに動くかどうかっていうのは人それぞれだと思います。

むくちゃんだから、動いたから、いろいろなことが起こってるっていうのは思いました。

 

 

ありがとうございます。

そうですねあの明確な因果関係は私も振り返っても正直わからないなって思いながらお話ししているんですけど、1つのチャンスを得たというところはおそらく間違いなくて、技術士でですね先ほど冒頭に申し上げたように社内改革とかあとは社外講演したときにちょっと(言うの)忘れてましたけど社外講演したときに新聞に載ったんですね。技術士の私っていうのであの新聞に乗ってでそれが社内にフィードバックして社長の目に止まったっていうエピソードを話すの忘れました。はいそういうのもやっぱりあって技術士の名前にこうやっぱりこう助けられたというかサポートされたところすごくたくさんあるのでそういう意味でとって間違いなかったなっていうふうに思ってます。

 

(春山)

私も新聞載ったことあります。マウント取っておきました。私は読売とか日経とかに個人名が乗ったことあります。はい、ということでちょっとマント取ってみました。ホストとしてね。はい、すいません。

えっとそうですね、だいたいこれで今15分ぐらい経ちますあの何でもいいので質問ある方は技術士のススメというハッシュタグつけてツイートしてもらえればむくちゃんさんはきっと優しい方なので後でしっかりと答えてくれるかなというふうに思います。

ではまずトップバッター。かなりプレッシャーだったと思いますがありがとうございます 。

私も聞いてて楽しかったですありがとうございます。

 

 

以上

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