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技術士が自らのキャリアを語る会2-アルエ(機械)

アルエさんパート


[イントロ]

(春山)

アルエさん、よろしいですか?はい、ちょっとお待たせしました。よろしくお願いします。機械部門の技術士の方ですというわけでよろしくお願いします。

 

 

いま話すことをいろいろ考えてたんですよ。

皆さんの話があって僕が何を話そうか考えていました。

で、皆さんとはちょっと違うことをお話しした方がいいなって思っていて、僕は僕の生い立ちから何を目指してきたかお話ししたい。

キーワードはチャレンジだと思っています。自分の中で。聞いていただけたら嬉しい。

10分で。春山さんは質問があれば途中で聞いてください。終わってからでもいいです。

はいじゃあ自己紹介から始めます

 

僕は今30歳です 技術士を取ったのは28歳。

多分、技術者を持っている人の中だと若者と言われるタイプの人間。

学部を卒業して入社をしました。一部上場企業の開発部に入りました。

それなりに当時からできるつもりではありました。

頑張って仕事をして幼稚園児の頃からロボットが好きでずっとロボットに携わる仕事をしていました。

一部上場企業に入って最初の123年ひたすら先輩たちが設計したものの試験をやっていた。

すごく好きでした場合によってはスケジュールが詰まりすぎて朝2時まで試験をするとか やってましたね。すごくやってた。

でも好きだったから 嫌じゃなかったしまあしんどかったですよ、しんどかったけどやってた。

そんなこんなで好きだからずっとやってて、3年過ぎたあたりから製品設計やってみようかってなって製品設計やり始めて。

そうしたら、めちゃめちゃダメ。まあ僕も全然至らなかった3年くらいじゃボルトの強度すらわかっていなかったから勉強しながらいろいろやりました。

6年経って ある程度わかったなって思ってた。自分の中で思いました。

そのころ海外のお客さんの担当を任されてました。開発部の海外担当としてね。任されてました。僕はその当時2627歳の年で、それをやっていてすごく楽しかった。ただつまらないこともいっぱいありました。

社内のしがらみ、上の人が言うことが絶対。なんかおかしくないかな?とずっと思っていて僕が考えてる技術のそれってそんなもんなんかなっていうのが、すごくずっとあったんですね。

ロボット。もっといいロボットを作りたい。でも上の人が言ったらそうじゃない。なんかおかしいなってずっと思ってて。

それで何か資格を取ったら変わるのかなというので調べたときに、どうせやるなら一番難しいやつがいい。技術士がありました。

振り返れば常にチャレンジをしていて、学生時代も技術士のJABEEというコースがありました。僕のところには。今少なくなっちゃってるのが残念ですけど。

たまたま僕の学部学科ではJABEEが取れたので取るコースと取らないコースあるよって言われて、取れるなら取った方がいいかなと思って取ってました。

ときは流れて社会人になって悩んだそのときに、JABEEを取ってるので僕は二次試験から行けるということをそのときに知りました。

 

そんな感覚です全然考えてなかった。そのときにだからじゃあ取れるもんなら取ってみようと。頑張ってやったら、頑張ってやるその最中のことを一番僕は今日話したい。

社内にとか身近に技術士がいませんでした。

先生がいなかったんでどうしようって思ったからTwitterで探しました。

そしたら春山さんとか、名前ちゃんと言っちゃいますけどむくちゃんが僕にとっては一番どっちも一番です。

どっちも一番の恩師だと思っています。

論文の添削をしてもらったり口頭試験のアドバイスを頂いたり両名から、春山さんに限って言えば技術士だけじゃなくて技術者の飲み会を開いていただいて。

ZOOMでね。

僕はそこに参加していろんな技術士の方と話をしてやっぱり僕が話してることってみんな面白いと思ってくれるんだなっていうのが僕の毎回の成果物だった。

だからもっといけるんじゃないかなって自信になったし、技術士を受けて一発で受かって。一番言いたいのは 受かったときに浮かぶ顔ってお世話になった人たちなんですよね。その人たちに恥じる生き方をしたくないって思って。

元々スペックが高いという人もいます。

でも別にそれはそれでいいんですけど熱量が違う。そうじゃない僕は世界を変えたいと思っています。だから本気でロボットで世界を変えるつもりで日本を救う、世界を救う、技術をどうしたら作れるのかというのが技術者の方々だと話がすごく通じるんですよ。

それが好き。

それがすごく好き。

技術士の口頭試験で、面接ですね。そのときに僕が何であなたは技術士になりたいんですか?と問われました。

2つありますと(回答した)。

僕はまずロボットが好きです。その瞬間。僕がロボットが好きと言った瞬間に試験官の目が変わるんです。

好きという言葉を使う人が少ないからだと思っています。

 

30歳の若造が 技術士を持ってる。

これはいろんなところで効力を持ちます。

工業会だけじゃない。

多分日本で働いてる人は30歳だとまあ悪く言えばバカにされるんですよね。

まだ30歳じゃんって。

年功序列だから。

僕はすごくそれが嫌いだから転職をして外資に行きました。

何だろうそれで言われたこともいっぱいありますよ。

日本のためじゃないみたいな。

でも僕は日本が好きなんで最終的に日本で世界を変えたいと思ってる。

この思いの丈をここで言うのもどうかなと思うんですけど、でもまあ春山さんは僕の師匠なので胸を借りるつもりでここで言わせていただきました。

何分経ちました?全然3つじゃなかった。

 

(春山)

大丈夫です

 

長すぎたですか。

 

(春山)

大丈夫です。

あとじゃあ質疑にしましょう。

対話という形にしましょう。

アルエさんの話はいつも思うんですけどね、引き込まれるんですよね。淡々とお話しされててすごく盛り上がる話っていう感じ、話し方でもないのですけどね。

すごく引き込まれるんですよね。

で、気づけばなんかロボットで世界平和を目指すみたいな、なんかすごいこと言ってるんですよね。この人。

アルエさんのお話で28歳で技術士とられたっていうのは多分、技術士を取る年齢としてはほぼもう一番若い年齢だと思いますね。7年の経験が基本いるので 22歳の大卒で会社入ったら29歳じゃないと取れないですよ。

 

7年と 4年のパターンがあるじゃないですか。

 

(春山)

それもありますけどちょっと特殊な感じではありますけどね。

 

 

でも僕、問い合わせたんですよ受験のとき。皆さんだから7年かなって思ってる方はぜひ電話して問い合わせてほしいんですけど、自分のこういう境遇だったら何年必要なんですかねって言ったら人によっては4年でそれだったら行けるんですよ。

 

(春山)

あれね、勘違いしてる人多いんですけど4年っていうのは技術士補(登録)で技術士の指導を受けないとダメって思っている人多いんですけど実は違うんですよね。

 

そう違う。技術士補じゃなくても技術者の指導を受けて4年間技術系の仕事をしてるとそれは技術士補と同等として認められるケースあるんですよね

 

(春山)

そうなんですよね。だから技術士補の場合は技術士の方から指導を受けるというのはあるのですが、そうじゃないパターンもあってそれは技術士じゃなくても技術士相当として認められる人からの指導ってのがあって。

 

 

技術士相当って何ですかって言われたら技術系の仕事についててそこの上司は基本認められるんですよね。これ知らない人多いですね。

 

(春山)

いや本当にそう。だから4年で受けれらるんですよね。実は。ほとんど、だから自分の上司はだいたい技術士と同等なんだって思って技術士を受けるにあたっては同等の評価としていただいて。こいつが同等かと思えない上司もいっぱいますけどね。

 

 

話せなかったことの一つあの手短に 話しますけど 僕はだから日本のそれに絶望をしたんですよ僕。

頑張って勉強してどれだけいいものを作ろうとしても認められなくて作れなかったことがあった。

 

(春山)

ですね実際それでまあ何でしょう絶望すること多いと思います。

私も絶望しました日本の製造業に同じようなところで絶望したこともあれば、もっと違う ところのもっと深いところの大きなところで絶望したことがあって。

何もやる気なくなって。とりあえず自分さえ良ければいいやって思ってた時期が3年前くらいですね。

だけどだけどねTwitterとかもそうですけど、いろんなことで出会いがあってアルエさんも特にそうですね、もっと頑張ろう製造業もっと頑張って盛り立てようっていう人がたくさんいるなっていうことにTwitterを通じて気づけて。

それでちょっと私ももっと頑張らなきゃいけないなっていう気持ちになったっていうのはありますね。

この気持ちにならなかったらこういうスペースはやっていないです。

こういう活動はやってないです。というのはあります。

私の話がメインになって最後になっちゃいましたけども、ちょっと一旦これでこのお話をおしまいにしたさせていただいてちょっと休憩を挟もうと思います。

 

以上

 

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