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技術士が自らのキャリアを語る会2-ダイ(化学)

ダイさんパート


[イントロ]

(春山)

はい、では9時ですね。時間になりましたので こちらのスペース始めていきたいと思い

ます。こちらのスペースは技術士が自らのキャリアを語る会になっております。このスペースはまずですね、今日は私含めて7人の方にお話ししていただく予定にしていますが、その 前にちょっとこのスペースのガイダンス的な話を少しさせてもらおうかなと思います。 このスペースはですねそもそも日刊工業新聞社さんが毎月出している機械設計という専門誌があるんですけども、こちらの1月号が先月の1210日に発売されているのですけれど、機械設計の1月号にキャリアに関するインタビュー記事の特集があります。そこに私のインタビュー記事が掲載されました。で、それをきっかけにいろいろな技術者のキャリアを聞く場というのがあっても面白いかなというふうに思って。

で、前回1217日にですね、スペースを同じようなタイトルで第1回をやりました。

その流れを受けて今日はその第2回ということになります。

 

今日の流れなんですけどもスピーカーとして上がってもらって 質疑を直接やり取りするというのは今日のお話をいただく7名の中でやっていこうと思っています。ではですね、今日いろいろたくさんの方が聞いていただけてるんですけども、聞いていただいてる方が質問できないかというとそんなことはなくてですね、質問のやり方としてはハッシュタグ

#技術士のススメ」をつけて質問をツイートしてください。そしたらですね、私、春山がファシリテートさせていただくので拾えるものはその場で拾っていこうと思います。

で拾えなかったらごめんなさいなんですけれども、拾えなかったとしてもツイートしといていただければ後日に見直して 返信とかすることもできますので、ぜひハッシュタグ「#技術士のススメ」をつけてツイートをしてください。

もしよかったらご意見や感想などもハッシュタグつけて投稿していただけると嬉しいです。 スピーカーもやっぱり人間なんでね、話したことに対してフィードバックをいただけるとやっぱりモチベーションにもなりますし、何の反応もなかったら話ししてどうだったんだろう?みんなどう思ったんだろう?こんな話でよかったんだろうか?なと。

私もそうなんですけど結構不安になっ たりするのでぜひ思ったこといろいろ感想ご意見ハッシュタグつけてツイートし てくれると嬉しいです。

はいというわけでちょっと前段はこの辺にしておいて本題に入っていこうかなと思います。 今日最初のスピーカーがですねダイさんですね。

ダイさん、マイクをオンにしていただいてよろしいですか。はいよろしくお願いします。

ダイさんは 化学部門の技術士の方ですよね。

今日は皆さんのキャリアを伺うということなので私からの紹介は控えめにしておこうと思います。部門ぐらいはちょっと紹介させてもらってあとは皆さんにお任せしようと思います。

はい、というわけで化学部門の技術士のダイさんにこれからお話を伺っていこうと思います。

 

 

それでは改めましてよろしくお願いします。フルネームは大輔というものです。

と前回も参加してましてお話しさせていただいているので、今日はどちらかというと私というよりは客観的なお話から少し技術士の魅力みたいなところを、ちょっと強引ですけどお話できればなぁというふうに考えてきました。よろしくお願いします。

前回聞いてなかった方もいらっしゃるかどうかわからないんですけど、自己紹介ですね。今愛知県にいまして愛知県の自動車部品メーカーに勤めてます。が、自動車はやっていないです。

さらに言うと先ほどご紹介あったように化学の技術士なんですけど、化学もあまりやってないような。今はちょっと何やってんのかよくわかんないような状況かなと思っております。

前回、私がお話ししたときはですね、ポイントとしては自ら行動してスモールステップでいくという話と、会社が必ずキャリアを作ってくれるわけではないというような話をしました。

今日は私も事前につぶやいたんですけど外部のですね、キャリアコンサルとお話しする機会があったのでそこで面談をしてみてですね、改めての気づきみたいな話とじゃあどうやってキャリアを作っていこうかという。多少客観的なお話をしようかなと思っています。

 

うちの会社がですね、外部のキャリアコンサルを使って従業員のキャリアを作っていくと、そういう話があったのでちょっとこれを使わない手はないなということで実際に使ってみたというところです。

キャリアコンサルは外部の方なので秘密保持義務もあり、なかなかねこう(他者の事例などの)深い話っていうのはできなかったんですけど、いろいろちょっと聞いてみるとやっぱり会社でキャリアを作るっていうことを結構悩んでるというような話が相談事として結構あるかというのは聞くことができました。

 

では、自分の会社はどうかというところですが、うちの会社は一応それなりに 従業員が多くてですね、調べてみたんですけど、だいたい組合員が8000人ぐらいを対象にですね、管理職になりたいかとというアンケートがありました。

その結果を見たのですけど、結果としては40%以下ぐらい。

昔はもっと6070%ぐらいあったかなという記録があってやっぱり今の人達って管理職に魅力を感じてない、それがイコールキャリアを形成かというとちょっとまた別かもしれないのですが、昔と状況が変わっているのじゃないかなという。

なかなかこう会社員が管理職に対して魅力を感じてないっていうのがもしかしたら現状であるのかなというふうに感じたデータでもあったかなと思います。

じゃあそういうときにですね、コンサルはどういうふうにアドバイスするかというところを聞いてみたところですね、やはり会社の外に目を向けてみてはどうかというようなことをよく話すという話を聞きました。

 

というのはやはり会社という中にいろいろな組織がある中で、自分の行動で何かを変えるというのはなかなか難しいな、というのが現状でまあ私の会社もそういうところはあったかなと思いました。

もちろん会社の中で動くというのも大事なのですが、やはり外を向いて活動するというのは極端は話ですが明日からでもできるということで。

 

そういうアドバイスをするということが多いというような話を聞きました。

では、(具体的に)何をするの?というところなんですけど、前回もお話ししたのですが、シンプルに資格取得とかですね、副業、社外活動というのが最も分かりやすいと。そういう活動はすぐ手をつけられると。

順番はどれでもいいのでまず自分がやりたいこと、やってみたいこと、できること、そういうのをぜひやってみてはどうかと。

大事なのはもうグダグダ言わずにまず動けと。そういうような話を聞きました。

いま自分でツイートをしようかなと思っているのですが、こういう話も受けまして、いわゆるマルチステージという、いまツイートしたのですが、必ずしもですね普通に働いて人生仕事して引退するというよりも、いろいろなものを経験しながら人生を動かしていくでその中で資産とかそういうものもやっていくと、そういうような生き方があるというのもここで教えてもらいまして一理あるなと思いました。

 

昔だとですね資産もですね、うちの親父とかそうだったんですけど、銀行一択だったんですけど多分今さん皆さんそういう銀行一択でお金預けてる人って多分そんなにいないのかなと思ってて。

人生もそういうマルチステージの生き方があってもいいんじゃないかな?というふうに私は思っています。

もちろんその会社のルール上ですね、例えば副業ができないとかそういうのもあると思いますが、それでも行動する方法はたくさんあると思うので会社と相談しながら可能な範囲でできることっていうのをやるって言うのがいいんじゃないかなと私は思ってます。

私が実際やっているものとしては、有名なところではココナラとかですね。あとリンクトインとかそういうのはですね、比較的ビジネスとかスキルを自分と他の方と繋ぐというのはあるかなと思っています。

 

私もちょっといろいろ別のもの登録したりしてですね、そういうところでビジネスとかスキルをつないでみようというような行動 をしてまして、今そういう案件も少しずつ出てきているので、そういうのが自分のスキルとかキャリアを作るきっかけになるかなというふうに思っています。そういう活動があるのかなと思っております。

そういう意味ではですね、先ほどいろいろな外部の活動という話をしたんですけどやっぱ技術士のこの業務経歴っていうのが僕の中で分かりやすいかなと思っています。

 

(技術士受験申込で提出する)業務経歴ってその業績を問う試験ではなく能力を試験です。

多分皆さんご存知の通り5つ書くと思うんですけど私は業績だけで言えば新入社員の頃にやったやつが一番世の中に出てて最も業績上げたやつなので、じゃあそれを書くかというと当然そういうものを書いてるわけではなく一番自分の中で成長できたものというのを書いてます。

 

それはもちろん世の中に出てる技術でも何でもないのですがそれでも合格することができたということは(試験官が内容を)理解をしてくれたということなので、やはりこういう技術士の資格を取っていくというところも一つキャリアの形成でそれが必ずしも業績につながるわけでもないですし、自分のスキルがどうこうとかそういうのはあまり気にせずに自分のやりたいことをやっていくというのが、それを外に向けてやっていくっていうのがキャリアを作る上では一番いいのかなというふうにコンサルトの打ち合わせをして感じたところではあります。

 

というわけで今日、技術士のススメというお話で前回は比較的主観的に自分のキャリアを振り返りながらちょっとお話ししたんですけれども、最後という形でやはりぜひですね、非常に難しい試験ではあるとは思いますが、キャリアを作る一つのきっかけになるし行動のきっかけになるのでぜひ皆さんこれ(技術士)にチャレンジして10%という合格率低いというところはありますが、ぜひ目指してほしいなというふうに思います。

 

そのためにですね、何でもいいのでもう全てを味方にしてですね、ぜひ取り組んでもらいたいなと思っています。

前回も私はお話ししたかなと思うんですけれど、その年のですね、おみくじ引いたときに開運色が桃色だったので桃色の下着を履いてでもですね、試験を受けて何が何でも合格したいという思いで試験を受けたのは今でも思い出なのでぜひですね、必ずだから技術士を取れという話ではなくそれが行動の一つのキャリアを作るきっかけになると私はそう思っていますし、取ったことによって前回お話ししたようにいろいろ考えることとか、キャリアが作るきっかけができたので、そういうことをぜひやってみてはいかがかなというようなお話という形でまとめさせていただきます。はい。

 

 

 

(春山)

いやいやありがとうございます。はい。

最後、技術士を取るということがすごく有意義なことです。ということでお話いただきました。

これ本当私も、私もというか私だって技術士取って転職した年にめちゃくちゃ給料上がりましたから。

めちゃくちゃ上がりましたから。給料だけじゃないですし、もちろんそれだけではないですけど、行動する・何かやるってなったときにやはりこう(資格が)あるのとないのとで全然違うなという。

 

あの、私も前回もお話ししたのですが、例えば副業を申請するって言っても会社にその話だけすると面談もいらなかったんですね。

一言ですよね通行手形じゃないですけど。

 

(春山)

副業の話も今日先ほどちょっとされてましたけど副業を禁止されてるところも結構あるみたいな話がちょっとあったかと思うのですが、これどうなんでしょうね。

 

副業って禁止法的な根拠ないっていうのはよく言われるほどなんですけどね、多分会社の就業規則上で禁止しているという所が多くて、私も今日の話をする上で調べたのですが、やはり5割ぐらいは禁止している印象ですね。

従来業務のパフォーマンスが落ちるので禁止しているというケースが多いようですね。

でうちの会社もまあここ最近トライアルで始めたばっかというところなんですけどやっぱりやるにあたって結構ハードルは高いという話聞いたんですけど、私から言わせれば全然ハードル高くないなと思ってむしろ何も言われませんので。そこで勝手に引いちゃってる人も多いかなと思うんですよね。

今日はお話ししなかったんですけどやはり自分のスキルとかの考え方って自分の物差しでしか見てない。

要は会社の中でいるとそういう傾向になっちゃうかなと思ってるんです。

けど、意外に1つだけ外を見てもその物差しの測り方って全く違うような気がして。

そういうところがあるかなと思うのでやはり自分の会社の中での物差しって意外に外で見れば違うのかな思ったりするので、自分のそんな大したスキルじゃないよって思いながらも外出てみるとあなたのスキルすごいですねとか。是非ちょっとそういうケースがあるかなと思うのでそういう意味で先ほどツイートしたんですけど、いわゆる会社に縛られないというかそういう考え方もあってもいいのかなというふうには思ってます。

 

(春山)

まあそうですよね。一昔前なんかはトヨタの常識は世界の非常識って言われてたぐらい自分たちが思っている常識って全然外では、通じないって意味じゃなくてそんなすごいことしてんの?という意味合いもあると思うんですよね。

 

 

そうですね当たり前のようにやってることが外に行くと当たり前じゃなくて、そんな難しいことやってんの?というのは結構よくあることだと思うんですよね。

もちろんその逆もあると思ってる。逆ももちろんあると思います。なのでそういう考えやっぱ会社の中にいると固定された考えになってしまうので外を1つでも見るだけでも世界変わるかなって。

外を見るときにやはり技術士があった方が外見やすいよね、出やすいよね、行動しやすいよねっていうふうに ちょっと私はここ1年すごく感じてます。

いろいろな世界が広がる感じはありますよね。

 

(春山)

そうですね、以前おっしゃっていただいた180度 変わるというのまさにそういうことかなと思います。

もう一つ聞きたかったのがですね、管理職になりたいか?というアンケートで40%ぐらいという結果みたいな話があったと思ういますが、今ダイさんが聞かれたらどうです?管理職になりたいかって聞かれたら。

 

僕ですか。はい。

今だったらやはりもしかしたらNoって 言ってるかもしれないですね。

管理職になることがやっぱり全てではない、というふうに私30代後半で(技術士を)取ったのでやはり当時はあまり選択肢を考えていなかったのですが、今だったらいろいろな選択肢考えているのでもしかしたらNoと言ってたかもしれないですね。

管理職が全てではないというふうに私は思い始めています。

 

(春山)

ちなみに(ダイさんと私は)ほぼ同世代だと思います、じゃないですか。

だから私2004年に新卒で会社に入ったんですけども、その頃から管理職になりたくない若手って結構いっぱいいたと思うんですけどどうです?同じようなこと言われてませんでした?管理職になっても残業代がつかなくなるので給料が下がる、みたいな。

 

 

 

そうですね。多分その傾向が徐々に強くなってるのかなっていうふうに思っています。

労働時間の是正とかはあるとは思うんですけど、やはり何ですかね、いわゆる管理業務というまさにそういう業務が多くなってる中でやっぱり魅力を感じてないっていう人の方が多くなってるのかなと。

よりちょっと鮮明になってきてるのかなというふうには思います。昔よりも鮮明になってるかなという気はしますね。

 

(春山)

あと 管理職やってる人が面白そうじゃないですよね仕事。

だからそれは私はいま管理職ではないですけども、管理職に半々ぐらいな感じではいるんです。正式には管理職じゃないけどでも後輩を指導するような立場にはいるわけで、そこにいる人間としてはそれが楽しそうだな、面白そうだな、と思ってもらえるようにはいたいなと思っていますね。

 

 

それができる仕事だといいんですけど一方でじゃあ本当の意味での管理業務というのが多分ウエイトとして多くなってるっていうのが現状の管理職なので、やはりそういうのって本当に当初自分が新入社員にのときににやりたかった仕事かな?というのが今では疑問ですね。こういう葛藤があった中で私はこの技術士というものに出会えたところが自分を変えてくれたきっかけでもあったので、そこはすごく自分の中で救われたなというふうに思います。

 

じゃあダイさんの推し資格ということで技術士が。ということで。

 

 

技術士だけじゃないと思うんですよ。もちろんこのいわゆる難関資格と言われている建築士とか色々あると思うんですよ。弁理士とか。色々あると思うんですけど、やはりそういう 資格って自分の行動をきっかけ作ってくれる資格かなと思うので技術士に限らずそういうものにチャレンジ するというのがすごく大事かなと思っています。

 

(春山)

はい、まさにおっしゃる通りだと思います。

というわけでトップバッター。なかなかプレッシャーだったと思います。

ありがとうございました。

 

 

以上

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